ジャガイモとかサツマイモって、普通は生で食べないですよね。
じゃ山芋は?
同じ芋系なら、芋ずる式で「加熱調理」した方が良さそうな気がします。
でも、山芋って「とろろ」とか生の状態で食べます…
どういうこっちゃ?
なんで山芋だけOKなのさ?
そこで今回は「山芋を生で食べる」について考えてみたいと思います。
山芋はそのまま生で食べれる?
ジャガイモとかサツマイモなどの芋系って、普通は焼いたり蒸したりして食べます。
「焼き芋」とか「じゃがバター」などに調理して。
でも、山芋の場合「とろろ」とか「山芋の短冊」みたいに生で食べるイメージがある。
この差はいったい、どこから来るのでしょうか?
「サツマイモのとろろ」とか聞いたことないです。
んで、生で食べれる芋と生で食べれない芋の違いは消化のしやすさですね。
ジャガイモとかサツマイモは、生のままだと消化しづらい。
消化しづらいものを食べると、消化不良を起こしてお腹が痛くなります。
(里芋もおなじ)
それに対し、山芋は消化をヘルプする酵素や細胞壁が薄いことで消化しやすく、生で食べてもお腹がピーピーになりません。
あと、ジャガイモとかサツマイモって新鮮なやつじゃないとエグみとか渋みが出て、生食しても美味しくない。
生で食べるなら、やっぱ山芋の方ですかね~
アク抜き等の下処理は?
ジャガイモとかサツマイモは、調理の下処理としてアク抜きをすることがあります。
水にさらすとか、皮を厚く剥くなど。
そうすることで芋系は調理がしやすく、仕上がりの味もチョットいい感じになるんですね。
んで、山芋の場合は…あんまりアク抜きしないかも!?
(皮は普通に剥いた方がいいです)
いちおう山芋にもアクはあるんですが、ジャガイモとかサツマイモほど気にならないと思います。
アクがあっても、エグくないし。
ただ、アク取りの目的で塩水とかにつけると、 山芋が茶色くならずに済みます。
ま、茶色くなっても味的には問題ないんですけど …
大和芋と自然薯は?
山芋のグループで「大和芋」とか「自然薯」なんて呼ばれる種類があります。
スーパーの売り場でも、しばしば見かけるんじゃないでしょうか。
種類に応じて呼び方が違うくらいですから、食感とか風味にも個々の特徴があります。
- 大和芋→味が濃い
- 自然薯→粘りが強い
- 長芋→あっさり味
みたいな感じで。
でも「生で食べれる」ということに関しては全部同じですね。
細かいことを気にしない人だったら、 ひとくくりに「山芋」と捉えておいても全然OKっす。